マナ・トレーディング【RUBELLI】新作
マナ・トレーディングで、ルベリの新作発表がありました。
ルベリ社はベネチアで150年以上続く、自社でデザインから織物工場までを持つファブリックメーカーです。80ヵ国に納品され、ミラノのスカラ座やロシアのボリショイ劇場にも使われています。4つのブランドのうち、日本では ルベリ、キーファー、アルマーニカーザの3つが扱われています。
当日戴いたパンフレット。ファッション雑誌のような美しさ。
今回は椅子貼りに使用できる生地もたくさんあります。
気になったものをいくつか・・・
(カーテン生地のメーカーのものには、一点づつ名前が付いていて、それぞれいろちがいがあります)
・『PIXLE』クラシックパターンをデジタル処理し拡大画像のような織り方です。
これは生地サンプルを見てもどの部分なのかは不明です。最低 1リピートは使わないと何かわからない・・・
・『 MAQUILLAGE』 って、資生堂の口紅? フランス語で『化粧』
ベルベットの生地でこの色使い。現物を手にすると感動です。
色違いのものもそれぞれ、深みのある色も使われていますので、かわいいけれど上品です。
『MELANGE』フランス語で「混合する」 混ぜることに依り、色に厚みがあります。しっかりした織で、たわみも少ないように思います。繊維の素材はトレビラCSで東レの開発したものです。今回の新作発表でも、ポリエステルのものほとんどがトレビラCSです。
新作の生地を手に取って見せていただきました。どの生地も織は柔らかく緻密なのに、とても柔らかいので、光が当たると光沢がとてもきれいです。カーテンとしてもドレープが綺麗に出ると思います。椅子貼りやクッションに使用する場合は、無意識のうちに手で触りますので、手触りの良さは代えがたいものです。良い意味で、それなりの物はそれなりの価格がしています。住宅では、コントラクトのように大量に使わなくても、上質なものがあると、生活の意識も変わるように思います。
良いものを提案していくのも仕事の内・・・です。