映画:『マイ インターン』のインテリア

my intern

この映画の予告編で、一瞬リビングルームがあり、DVDで、インテリアをじっくり見たいと思っていました。DVDになりましたので、いつものように2度目はインテリア中心、3度目は停めながら詳細を見ます。昨年の作品なので リアルタイムのNYの3軒の生活スタイルがわかります。

住まいがそのまま人物像に反映し、どの家も素敵ですので、インテリアに興味がある方にはぜひ見ていただきたいです。

登場人物がすべて 一生懸命で、良い人達。見終わった後には 優しい気持ちになれます。

ストーリーはネタバレになるので、一言・・・30歳と70歳の友情物語。

 

・ジュールズ(アン・ハサウェイ)

ネット販売のアパレルの会社を立ち上げ、1年半で従業員が200人を超える規模に。

理想の人生のような成功ではあるけど、手一杯。

・ベン(ロバートデニーロ)

定年後、旅行・趣味など一通りの後のむなしさ、シニア インターンでその会社へ再就職。

 

①ジュールズの家 1年前に引っ越し、建具、壁すべてホワイト。

娘と夫の3人の会話のシーンはキッチンです。明るいキッチンのアイランドで娘は朝食。

キッチンの壁は娘のお絵かきがスイッチプレートを除いて、額無しでそのまま 何枚も貼ってあります。リビングも座るシーンはありませんが、ソファがからし色で、全体はホワイトです。テーブルランプの置きかた、額のアシンメトリ―の飾り方も参考になります。

子供部屋も壁面はホワイトで、壁面装飾は一部分です。ベッドメーキングはピンクで可愛くまとめられています。

ベッドルームは落ち着いたモスグリーンの壁面に、ヘッドボードは生成りの麻のカバーです。足元側にホワイトのソファがあり、その前暖炉の上に壁かけのTVです。パーソナルチェアがピンク、花のピンクが差し色です。ベッドメーキング類も麻を使い、30代のご夫妻の若さを感じます。

②ベンの家    L型のキッチンには、旧式の重い五徳が付いたコンロで、その前の壁が磨きこまれたステンレス張りです。他界した奥様も几帳面で、ベンも愛着を持って暮らしているのがわかります。ベンのクローゼットの棚はシンメトリーに作られも、収納を見ただけで、仕事をきっちり果たしてきた几帳面さがわかります。大量のネクタイが掛けられ、選びやすいようにネクタイ専用の照明が点灯するようになっています。紳士であろうとする人はここから違うようです。ベッドのヘッドボードは木製のフレームに細かい籐の編込みです。人柄の柔らかさを籐が現しているようです。

③ジュールズの両親の家

郊外で、外観は濃いグリーンの外観にホワイトのサッシ。庭もあり、たくさんの鉢植え。階段ホールの窓にはステンドグラスが入っています。2階のホールはシルクのカーペットが置き敷き、建具はチーク色。クラシックというほどの重い雰囲気はなく、とても明るく、ジュールがきちんと育った感があります。

DVDならではの、俳優さんやスタッフのコメントに、インテリアの細部にもこだわったとあります。ファッションに目が行く方も多いと思いますが、インテリアも参考になります。

アメリカでのタイトルは『THE INTERN』ロバートデニーロが主役。

Experience never gets old.  良い言葉です。

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