【インテリア コーディネーターが考える『疲れないお引越し』1】

3回に分けてお伝えいたします。

 

新居に夢と期待が・・その前に荷造りが・・・。

 

以前、新居に引っ越される奥様から電話を戴きました。
『引越し業者さんの予約が取れた日。その前後が、お子さん二人それぞれの卒業、入学、学校の役員の行事、ご夫妻の仕事のピークが重なりました。親に頼むのも細かいことまで伝える時間もないので、何か方法はないですか?』ということです。新居には納品予定のソファとダイニングセット、ベッド4台を承っていて、LDKの家具の配置は建築前にご相談してありました。きっと、奥様は困った末、『坂野さんなら何か考えてくれる』ということでしょう。考えました!
以降 ご相談を受けた方には、参考にお伝えしています。公開します!

 

段ボールに荷物を積める作業はどなたも想像しますね。
・何を新居での置き場所は、住む人が、運んでくれる人に伝える必要があります。

 自分で運ぶにも 『どの箱がどこへ』はありますね。

 

段取り―1
① 新居の間取り図に部屋記号を記入 アルファベットを記入 リビングは(L)キッチンは(K)2階の個室(寝室、書斎、納戸も含める)には(2A)(2B)(2C)・・・、和室も2部屋あれば(和1)(和2)などルールを決めて記入。廊下にもアルファベットを入れておきます。
  人の名×:家族にしかわからない言い方は混乱
  アルファベット◎:これは図面と家具と段ボールの記載を一致させます。誰が書いても統一。

 

②家具、家電は すべて番号で、間取り図に配置記入
クローゼットが新居で1部屋に2つありましたら、家具同様の続きの番号を入れます。

③家具、家電にメモ[その番号と新居の部屋のアルファベットを 記入]を貼ります。新居までそのままです、剥がれないように。
EX:  キッチンに置くものはK-‥

冷蔵庫=1なら、冷蔵庫に貼るメモには『K-1』
食器棚=2なら、食器棚に貼るメモは 『K-2』

 

④メモを貼った状態の姿と、現状の中の収納状態を写します。

引き出しは上段から順に写しておく。

押入の中も 右上段から左下段まで。梱包するものすべてです。
*  破棄する物も写しておく。捨てたのか残したのか曖昧になり、すでに無いのに捜したり・無いと思って買ってから重複したり・・・を減らします。

⑤明らかに『破棄のもの』を選別する。

時間がない方ほど、選別が先です!
梱包しながら捨てるのは 効率が悪く、懐かしさと迷いで時間はどんどん過ぎていきます。②の写真は冷静に写していますので、目が慣れています。

捨てるのをためらう物、迷う物は、持っていくつもりで進めます。

新居で開梱してから心残りがなくなってから破棄するぐらいのつもりで、心にゆとりがあると、はかどります。
但し、汚れたぬいぐるみや絨毯などは 虫やダニがついていることもありますので、別梱包にしてください。

〈余談ですが、お子さんの記憶が浅い年齢ですと、旧のお住いの家の中の写真は記念になります!〉

続き 【2】は 梱包についてです。

( http://iclesson.com/archives/1289 )

 

 

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